2020
04.12

「気」「血」「水」

中医学の概念

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

私たちのカラダの中には「気」「血」「水」という3要素が
バランスよく体内を循環していると考えられている。

気とは、体内を流れるエネルギーとされ、人間が生命活動を営むための生理機能であり、生命の根源とされている。
気には、次の作用がある。
生命活動推進:成長発育、血液循環、ホルモン分泌。
免疫機能維持:病邪と闘争し、体内への侵入を防ぐ。
漏出・排泄過多の統制:異常発汗や出血、失禁を抑制する。
温煦(おんく)作用:体温の維持、熱の産生および組織器官を温める。
気化(きか)作用:気・血・津液(水)の相互変化や代謝を行う。

血とは、気の作用により血脈中を絶えず循環している赤い有形の物質とされている
(単に血液や赤血球を指すのではない)。全身に栄養を運び潤す。精神活動を支える働きがある。

水は、
体内すべての生理的な水液の総称(涙液、消化液、唾液、汗、尿、関節液など)で血とともに脈管内を循環し、脈管外にも浸透して組織・器官・臓腑を潤す働きがある。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。